石垣島旅行記②の後半
車を走らせて、「玉取崎展望台」へ。途中いろいろ果物やフレッシュジュースの店、貝のアクセサリーなどの民芸品の店があるも、いきなり登場するので入れずに通りすぎてしまう。
40分ほどで到着。車数台。


風が強い。雨もちらちら降っている。
さっと見て、車を動かす。あきらかに縁石にこする。「おっと・・・」と声がでるが、あまり気にせずすすむ。
ここで雲行きもあやしくなってくるが、島の一番北に位置する「平久保崎」まで行って、帰りに海のみえるとこでデザートでも食べましょ、と思ってさらに走らせる。
平久保に向かう道、だんだん道がせまくなってくる・・・
いきなりスコールのような雨がドバーっと降って、ワイパーがおいつかない!
目の前何も見えない!死ぬかも・・・と思いつつ、ビクビクしながら走らせる。
またもスコール!何にも見えない。
カーブも多い。ああ・・・
どうしよう、と思いながら走ってたら、
ガクーンとななめにかたむいた。
「わあーーーーー!!」
たぶん今年一番の大声。(ライブ以外で)
道路脇の溝に入る。しかし一瞬のできごとで、すぐに道を走りだす。
あ~、もうやだ、こわい、戻りたい・・・
しかしUターンできる道がない。
どうしよ~
そうこうしてるまに平久保崎到着。こんな天気だけどわたしのような観光客で駐車場コミコミ。とても駐車できない・・・とかなり気が動転しながら、ひとつも見ずに引き返す。
参考画像↓

とりあえずどこかに停車してナビをさわろう、とすこしひっこんでる道に停車したら、後ろの車も停車して、窓を開けて、わたしに何か言おうとしている。
わたしも窓を開けると、「大丈夫ですか?」と聞かれた。「え!どうにかなってます?」と聞いたら、「左の前のタイヤのホイールまがってますよ、あとガソリンを入れるフタがあいてます」と教えてくれ、かなり
ガ~ン


となって車を降り、とりあえずガソリンを入れるふたをしめる。ホイール、さすがに写真撮ってないからお見せできないんだけど、半分がぐにゃりと外側に折れ曲がってる。
手でおしてみたけどまさか動くわけがない。
「危ないから、連絡したほうがいいですよ、気をつけてね」と言われ、一人になり、レンタカー屋さんにもらった「もしものときは・・・」の紙に書いてある電話番号に電話する。
あーだこーだと説明し、場所を聞かれるも、ほんと、ここどこ?状態で、気が動転。
落ち着いてあたりを見ると、「浜遊」というお店がすぐ後ろに。「平久保の浜遊というお店みたいなお家みたいなところの前です」と伝える。
車種を聞かれ、「H」となってたから、すっかりホンダの車だと思いこんで、「ホンダの・・・ヒュンダイって車です」と伝えると、「ヒュンダイはホンダじゃないですね~、韓国のメーカーです」と教えてくれた。
そ・そうだったんだ、ホンダかと思ってた。たしかに聞いたことないよね、ホンダのヒュンダイなんて。
離島だから、今対応できる人がいるかどうか、確認して折り返すと言われる。
かなり暗い気分・・・もし対応できる人がいなかったら・・・こんな山奥で・・・・
あ~~バカバカバカバカと、泣きたい気分になってたら、電話がくる。対応できるけど、2時間かかると言われる。そのとき11時半。
2時間・・・こんな誰もいないとこで・・・。
タイヤを自分で交換して走り出すってどうだろ?と思い、トランクをあけてスペアタイヤを見てみるが、まったくしくみわからず。
待つこととする。
車を降りて、浜遊という建物に近づくと、庭仕事してるおじいがいた。
わけを話して、休ませてほしいと頼んだら、やさしく中に入れてくれた。テレビをつけて、またおじいは庭仕事。家内がもうすぐ帰ってくるから・・・とだけ言って、去っていった。
よく考えたら、人のいるところのすぐ近くでよかった。溝から動けなくなったわけじゃないし・・・
あの後ろの人が教えてくれなかったら知らずに走り続けて、ほんとに人里離れたところで事故にあってたかも、と、お得意の前向き思考がはじまる。
窓を見てたら、知り合いの兄さんらしき人がきて、おじいと二人で、わたしの車をみてあれこれ話してる。
わたしも外にでて、「どうですか?」と聞くと、「大したことないね、これくらいで済んでよかったね、厄払いになってよかったんだ」と言ってくれる。
たしかに~。人にあてたわけでもないし、けがもしてないし・・・
だんだん元気になってきて(早い)外で三人で山を眺めながらあれこれ話す。
本当にきれいな景色だった。
三年前に山の中にあることがわかった「さがり花」の話を聞く。
これから保護区域になるらしい。
参考画像↓

夜にしか咲かない、亜熱帯にある花。その香りは、世界中の香水を集めてきたような香りだとか・・・
おじい自慢の山。
台風に関しても、「たまに雨が降らないと、サトウキビがやせちゃうからね~」とかなりおおらか。
「車にものが当たることがあるから、台風のときはおとなしくしてたほうがいいんだよ~。」と教えてくれた。
のんびりした時間を過ごして、かなりリフレッシュ
そうこうしてる間にお母さんと娘さんも帰ってくる。
車屋さんから電話がくる。場所がやはりわからなかったようだけど、娘さんが電話に代わって詳しく場所を説明してくれた。
13時半前、車屋さん登場。
もう運転するのが怖かったので、レッカーしてもらう。
大きなレッカー車の助手席に乗って、街へ帰る。
「浜遊」のみなさま、元気でいてください。いつかさがり花を見にきます、と心の中で深くお礼。
車屋のおじさんもかなり親切だった。街まで帰る途中、いろいろと話す。
さっきの浜遊のみんなも、このおじさんも、自分の住むところへの愛が強い。
竹富島は、お嫁さんが家の前に白い砂を海から運んでまくのが仕事だということを教えてくれた。
なぜ白い砂をまくかというと、あしあとがつくから、泥棒が入れない。誰が来てどの家に入っていったかすぐわかる。ハブが砂の上では動けないから、家には入ってこれない。夜は道を明るく照らすので、外灯いらず。
なんだって~。
あと、西表島で、観光客がたくさんきて星の砂をちょっとずつ拾うから、だんだん星の砂がなくなってきて、今は年に一度竹富島から運んでるんだって~。
星の砂ってサンゴの死骸だから、サンゴもだんだん減ってきて、それも関係してるんだって~。
またもやリフレッシュ
レンタカー屋に到着し、車を見せる。
「ケガはないですか?」と聞いてくれる。会う人会う人やさしー。好きになりそー。でも結婚指輪してるー。
タイヤ関係はもともと保険適用外だということを聞いていた。
いくらになるだろう・・ドキドキ。よく見たら後ろのホイールもめっちゃキズだらけ!
たぶん縁石にこすったのも関係してるっぽい。
結局ここで一万五千円支払う。
もう、どうにでもなれ!
車は交換できるけど・・・と言ってくれたが、もうイヤになって、レンタカーこれにて終了。
ホテルに送ってもらう。
ま、しょーがない!と思い、また散歩。
お昼も食べてなかったので、昨日は駐車場がせまくて入れなかった「なかよし食堂」へ

やっぱ徒歩は便利だね~。

しょうが焼とミニ八重山そば、ごはんがついて500円。安い
近所にあったら通いたい。
途中気になった店

さらに行くとまた気になる店。うらやましい勤務形態

お土産などちらちら見る。一万五千円払ったばかりなのでちょっとケチケチした気分だ。
時々島のアナウンスが入る。暴風域に入ったって言ってる。
ホテルに戻り、フロントの人に誘われて、6人ほどで近くの店で飲む。
しかしその中の3人が札幌から来た人。新鮮味にかけるかと思ったけど、明るいおばさまにすすきのニューハーフショーの話など聞いたり、これまで旅行してよかった場所の話を情報交換したりして、楽しく過ごす。
ソーミンチャンプルー、テビチからあげ、煮込み、八重山そばのサラダ、ゴーヤーの白和えなどなどたくさんちょっとずつ味わえてよかったし、泡盛もおいしかった。
またさんしんをお店の人に教えてもらう。近くで飲んでたおじいが、またもやけっこうスパルタ。「完全に見ないで弾けるようになるまでやらんとダメだ!」とかいうレベル。
島の人はさんしんに熱い。
風も雨もない平和な夜だった。
台風の進度が早くなって、どんどん沖縄本島に進んでるもよう。でもまだ台風の輪の中には位置してる。
明日はどうなるか。
ニュースを見ながら、12時前におやすみ~
40分ほどで到着。車数台。


風が強い。雨もちらちら降っている。
さっと見て、車を動かす。あきらかに縁石にこする。「おっと・・・」と声がでるが、あまり気にせずすすむ。
ここで雲行きもあやしくなってくるが、島の一番北に位置する「平久保崎」まで行って、帰りに海のみえるとこでデザートでも食べましょ、と思ってさらに走らせる。
平久保に向かう道、だんだん道がせまくなってくる・・・
いきなりスコールのような雨がドバーっと降って、ワイパーがおいつかない!
目の前何も見えない!死ぬかも・・・と思いつつ、ビクビクしながら走らせる。
またもスコール!何にも見えない。
カーブも多い。ああ・・・
どうしよう、と思いながら走ってたら、
ガクーンとななめにかたむいた。
「わあーーーーー!!」
たぶん今年一番の大声。(ライブ以外で)
道路脇の溝に入る。しかし一瞬のできごとで、すぐに道を走りだす。
あ~、もうやだ、こわい、戻りたい・・・
しかしUターンできる道がない。
どうしよ~
そうこうしてるまに平久保崎到着。こんな天気だけどわたしのような観光客で駐車場コミコミ。とても駐車できない・・・とかなり気が動転しながら、ひとつも見ずに引き返す。
参考画像↓

とりあえずどこかに停車してナビをさわろう、とすこしひっこんでる道に停車したら、後ろの車も停車して、窓を開けて、わたしに何か言おうとしている。
わたしも窓を開けると、「大丈夫ですか?」と聞かれた。「え!どうにかなってます?」と聞いたら、「左の前のタイヤのホイールまがってますよ、あとガソリンを入れるフタがあいてます」と教えてくれ、かなり
ガ~ン



となって車を降り、とりあえずガソリンを入れるふたをしめる。ホイール、さすがに写真撮ってないからお見せできないんだけど、半分がぐにゃりと外側に折れ曲がってる。
手でおしてみたけどまさか動くわけがない。
「危ないから、連絡したほうがいいですよ、気をつけてね」と言われ、一人になり、レンタカー屋さんにもらった「もしものときは・・・」の紙に書いてある電話番号に電話する。
あーだこーだと説明し、場所を聞かれるも、ほんと、ここどこ?状態で、気が動転。
落ち着いてあたりを見ると、「浜遊」というお店がすぐ後ろに。「平久保の浜遊というお店みたいなお家みたいなところの前です」と伝える。
車種を聞かれ、「H」となってたから、すっかりホンダの車だと思いこんで、「ホンダの・・・ヒュンダイって車です」と伝えると、「ヒュンダイはホンダじゃないですね~、韓国のメーカーです」と教えてくれた。
そ・そうだったんだ、ホンダかと思ってた。たしかに聞いたことないよね、ホンダのヒュンダイなんて。
離島だから、今対応できる人がいるかどうか、確認して折り返すと言われる。
かなり暗い気分・・・もし対応できる人がいなかったら・・・こんな山奥で・・・・
あ~~バカバカバカバカと、泣きたい気分になってたら、電話がくる。対応できるけど、2時間かかると言われる。そのとき11時半。
2時間・・・こんな誰もいないとこで・・・。
タイヤを自分で交換して走り出すってどうだろ?と思い、トランクをあけてスペアタイヤを見てみるが、まったくしくみわからず。
待つこととする。
車を降りて、浜遊という建物に近づくと、庭仕事してるおじいがいた。
わけを話して、休ませてほしいと頼んだら、やさしく中に入れてくれた。テレビをつけて、またおじいは庭仕事。家内がもうすぐ帰ってくるから・・・とだけ言って、去っていった。
よく考えたら、人のいるところのすぐ近くでよかった。溝から動けなくなったわけじゃないし・・・
あの後ろの人が教えてくれなかったら知らずに走り続けて、ほんとに人里離れたところで事故にあってたかも、と、お得意の前向き思考がはじまる。
窓を見てたら、知り合いの兄さんらしき人がきて、おじいと二人で、わたしの車をみてあれこれ話してる。
わたしも外にでて、「どうですか?」と聞くと、「大したことないね、これくらいで済んでよかったね、厄払いになってよかったんだ」と言ってくれる。
たしかに~。人にあてたわけでもないし、けがもしてないし・・・
だんだん元気になってきて(早い)外で三人で山を眺めながらあれこれ話す。
本当にきれいな景色だった。

三年前に山の中にあることがわかった「さがり花」の話を聞く。
これから保護区域になるらしい。
参考画像↓

夜にしか咲かない、亜熱帯にある花。その香りは、世界中の香水を集めてきたような香りだとか・・・
おじい自慢の山。
台風に関しても、「たまに雨が降らないと、サトウキビがやせちゃうからね~」とかなりおおらか。
「車にものが当たることがあるから、台風のときはおとなしくしてたほうがいいんだよ~。」と教えてくれた。
のんびりした時間を過ごして、かなりリフレッシュ

そうこうしてる間にお母さんと娘さんも帰ってくる。
車屋さんから電話がくる。場所がやはりわからなかったようだけど、娘さんが電話に代わって詳しく場所を説明してくれた。
13時半前、車屋さん登場。
もう運転するのが怖かったので、レッカーしてもらう。
大きなレッカー車の助手席に乗って、街へ帰る。
「浜遊」のみなさま、元気でいてください。いつかさがり花を見にきます、と心の中で深くお礼。
車屋のおじさんもかなり親切だった。街まで帰る途中、いろいろと話す。
さっきの浜遊のみんなも、このおじさんも、自分の住むところへの愛が強い。
竹富島は、お嫁さんが家の前に白い砂を海から運んでまくのが仕事だということを教えてくれた。
なぜ白い砂をまくかというと、あしあとがつくから、泥棒が入れない。誰が来てどの家に入っていったかすぐわかる。ハブが砂の上では動けないから、家には入ってこれない。夜は道を明るく照らすので、外灯いらず。
なんだって~。
あと、西表島で、観光客がたくさんきて星の砂をちょっとずつ拾うから、だんだん星の砂がなくなってきて、今は年に一度竹富島から運んでるんだって~。
星の砂ってサンゴの死骸だから、サンゴもだんだん減ってきて、それも関係してるんだって~。
またもやリフレッシュ

レンタカー屋に到着し、車を見せる。
「ケガはないですか?」と聞いてくれる。会う人会う人やさしー。好きになりそー。でも結婚指輪してるー。
タイヤ関係はもともと保険適用外だということを聞いていた。
いくらになるだろう・・ドキドキ。よく見たら後ろのホイールもめっちゃキズだらけ!
たぶん縁石にこすったのも関係してるっぽい。
結局ここで一万五千円支払う。
もう、どうにでもなれ!
車は交換できるけど・・・と言ってくれたが、もうイヤになって、レンタカーこれにて終了。
ホテルに送ってもらう。
ま、しょーがない!と思い、また散歩。
お昼も食べてなかったので、昨日は駐車場がせまくて入れなかった「なかよし食堂」へ

やっぱ徒歩は便利だね~。

しょうが焼とミニ八重山そば、ごはんがついて500円。安い

近所にあったら通いたい。
途中気になった店

さらに行くとまた気になる店。うらやましい勤務形態

お土産などちらちら見る。一万五千円払ったばかりなのでちょっとケチケチした気分だ。
時々島のアナウンスが入る。暴風域に入ったって言ってる。
ホテルに戻り、フロントの人に誘われて、6人ほどで近くの店で飲む。
しかしその中の3人が札幌から来た人。新鮮味にかけるかと思ったけど、明るいおばさまにすすきのニューハーフショーの話など聞いたり、これまで旅行してよかった場所の話を情報交換したりして、楽しく過ごす。
ソーミンチャンプルー、テビチからあげ、煮込み、八重山そばのサラダ、ゴーヤーの白和えなどなどたくさんちょっとずつ味わえてよかったし、泡盛もおいしかった。
またさんしんをお店の人に教えてもらう。近くで飲んでたおじいが、またもやけっこうスパルタ。「完全に見ないで弾けるようになるまでやらんとダメだ!」とかいうレベル。
島の人はさんしんに熱い。
風も雨もない平和な夜だった。
台風の進度が早くなって、どんどん沖縄本島に進んでるもよう。でもまだ台風の輪の中には位置してる。
明日はどうなるか。
ニュースを見ながら、12時前におやすみ~

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